保育で大切にしていること
ここでは、当園の保育に対する考え方、大切にしていることについて説明します。
1.あそび
太陽や外の空気をあびて遊ぶことは、健康な身体をつくるために大切です。水・砂・泥は、遊びの最初の出会いであり、出発点でもあります。手や足をたくさん使って遊び、自分の頭で考え、友だちと一緒に協力して創り上げていくさまざまな楽しい遊びは、子どもの成長にとって欠かすことのできない大切なことです。
2.うた
CDやテレビなどを通したものではなく、毎日の生活の中で子ども自身が経験した遊びや感動を心の中にイメージしながら、豊かに歌いあげていけるようなうたを歌っていきます。
3.リズム
子どもは、体を動かすことが大好きです。ピアノに合わせてトンボ・ウサギ・カメ・ジャンプ・・・といった表現や動きをします。また、小さい頃からこれらの動きをすることにより、いろいろな発達が促されます。
4.散歩
散歩は、0歳から5歳まで四季を通して出かけます。歩けるようになると、近くの田んぼから遠出の散歩へと自分の足でしっかり歩きます。坂道を上ったり、下がったりすることにより、足や腰を丈夫にし、発達させていきます。また、四季折々の自然に触れながら、いろんなことを学んでいきます。
5.衣類
0歳児は、寝返りを始めたら、オムツをはずしてパンツにし、気持ちのよい全身運動ができるようにします。
下着は冬でも半袖シャツで大丈夫です。
伸縮性のあるもの、動きやすいデザインのものを選びましょう。
ジーンズは、子どもが脱着しにくいので避けて下さい。
上下つなぎの衣類は、子どもの活動を防げますので、上下別々のものにして下さい。
6.生活リズム
子どもたちが、よりよく育っていけるためには、生活リズムを整えることが大切です。
早寝・早起き(夜8時就寝・朝6時起床)、栄養バランスのとれた三度の食事(特に朝食は一日のエネルギー源になる)、そして朝の排便の習慣エオつけることなど、一日のリズムを大切にした保育を実施することによって、子どもたちの成長と発達を一層豊かなものにすることができるのです。
7.素足
素足は、子どもの発達のために、欠かすことができません。手や足が冷たいということは、自ら放熱をしている良い状態なのです。直接、床・土に触れることで冷たい刺激を受けとめ、血液の循環をよくし、酸素を脳に取り込みます。土ふまずは、正しい二足歩行を確立することのできるものです。土ふまずの形成や、その筋肉から脳への刺激などに、素足は大変よいのです。
8.薄着
子どもは、身体の中で熱をつくる量が大人より多く、逆に身体全体の熱量は大人よりずっと少ないのです。大人よりも4〜5℃低い温度が適当といわれています。大人が寒いと思う程度で子どもは快適になるため、大人と同程度の衣類を着せていると放熱できません。かえって新陳代謝の働きが悪くなり、風邪をひきやすい体の弱い子にしてしまいます。
厚着は、子どもの活動を奪い、暑さ・寒さに弱い子にしてしまいます。
9.食事
食事は、ゆったりとした雰囲気の中で、家族揃っての楽しい食事を心がけましょう。
食品の内容、特に添加物に注意して下さい。園では添加物の少ない食品を使用し、特に旬の野菜を豊富に使った手作りのものを心がけています。おやつには、甘いお菓子や、柔らかい食べものをできるだけ避け、かむ力をつけるために、かたいものを取り入れます。
10.絵本の読み聞かせ
0歳から絵本の読み聞かせを始めます。年齢が大きくなるにつれて、長いお話も集中して聞けるようになります。絵本は、創造性を育て、感情豊かな子どもをつくります。
11.絵を描く
絵を描くということは、友だちと遊んで楽しかったこと、嬉しかったことなど、いろいろな経験を通して、心の中で感じたものを絵として表現していきます。また、子どもが描きたい時に好きなだけ描けるようにしています。